袋井に来て「たまごふわふわ」の話が出たとき、名前は聞いたことがあっても「どんな料理なのか」「今どこで食べられるのか」までは、意外と分かりにくいかもしれません。
袋井市在住のライター、ユウキです。地域情報メディア『フクロイワタリ』で袋井のことを書いています。わたし自身、最初に聞いたときは名前のかわいさでとても気になった記憶があります。
今回は、たまごふわふわが袋井で知られるようになった背景から、今の食べ方、実際に提供している店舗の例まで、順番に整理してみます。
たまごふわふわが袋井で知られる理由
たまごふわふわは、江戸時代の旅日記「仙台下向日記」に登場する料理として知られています。袋井宿で宿泊客の朝食として出されていた記録があり、袋井という土地との結びつきは古くからあります。
卵とだし汁だけでできた、泡のようにふんわりした食感。シンプルな料理ですが、当時は卵そのものが高価で、特別な一品として扱われていたようです。
宿場町・袋井とのつながりを知っておく
袋井宿は東海道五十三次の二十七番目、江戸と京都のちょうど中間に位置します。旅人が多く行き交う場所だったこともあり、宿場町としての歴史を感じられる場所でもあります。
1813年に記された大坂の豪商・升屋平右衛門の旅日記にも、袋井宿でたまごふわふわを食べた記録が残されています。宿場町の食文化と今の名物がつながって見えるところが、袋井らしい面白さだと感じます。
再現されたのはいつで、どう広まったか
現在のたまごふわふわは、2006年に袋井市観光協会が江戸時代の料理本などをもとに再現した料理として紹介されています。長く記録の中にあったものを、今の食材と調理法で味わえる形にしたものです。
再現後、市内の飲食店が少しずつ提供を始め、店ごとのアレンジも見られるようになりました。正統派のだし仕立てから、とらふぐ入りのものまで、提供店によって違いがあります。
実際に食べられる店舗を3つ紹介する
袋井市内でたまごふわふわを提供している店はいくつかありますが、ここでは業態の違うタイプを3つ取り上げます。営業時間、価格、提供状況は変わることがあるので、訪問前には各店へ直接確認してから動くのが確実です。
- 居酒屋 どまん中
-
袋井市袋井314-6。料理本『料理物語』を参考にした、定番スタイルのたまごふわふわを提供している店として知られています。価格や当日の提供状況は、訪問前に確認しておくと安心です。
- 遠州味処 とりや茶屋
-
袋井市高尾町15-7。JR袋井駅から歩いて行きやすい場所にある食堂です。ランチや夜の営業状況、定休日、たまごふわふわの提供有無は、出かける前に確認しておくと無駄足になりにくいです。
- 袋井温泉 和の湯
-
袋井市諸井2022-3。温浴施設内で、とらふぐ入りのたまごふわふわを提供している施設として紹介されています。温泉入浴と合わせて立ち寄りやすい場所ですが、食事だけの利用可否や提供時間は事前に確認しておくと安心です。
どまん中は夜の時間帯、とりや茶屋は食堂、和の湯は温浴施設内という違いがあります。目的や動ける時間帯に合わせて選ぶと、予定に組み込みやすくなります。

先に電話一本入れておくと、当日に慌てなくて済みますよ
日常の中で触れやすい場面はどこか
店によっては、昼の時間帯に利用しやすいところもあります。仕事の合間や休日の昼食に合わせたい場合は、ランチ営業の有無を先に見ておくと動きやすいです。
まず押さえておきたいのは、提供時間の確認です。夜のみ営業の居酒屋系の店もあるので、目的に合わせて調べてから動くほうが確実です。
イベントで見かけやすい場面について
地域の祭りや観光イベントの際に、たまごふわふわが出店や体験メニューとして登場することがあります。袋井まつりや法多山での催しの周辺で見かける年もあるようです。
ただし、イベントでの出店や体験企画は毎回同じではありません。開催時期や内容は年によって変わるため、袋井市観光協会やイベント主催者の公式情報で確認しておくと安心です。
店を探すときに見ておきたいこと
たまごふわふわを提供している店は、業態がかなりばらばらです。ランチ営業の食堂、夜メインの居酒屋、温泉施設の食事処など、目的によって動きやすい店が変わります。
- 営業時間と定休日(ランチか夜か)
- 予約の要否(少人数でも確認を)
- 駐車場の有無と台数
- たまごふわふわの当日提供有無
わたし自身、駐車場が少ないと分かっていても後回しにしてしまう店がありました。行く前に駐車場と営業日を確認しておくだけで、当日の動きがかなり楽になります。
観光案内で袋井らしさを添える視点
来客の案内や観光の説明でたまごふわふわを取り上げるとき、「江戸時代の宿場で食べられていた料理」という文脈があると伝わりやすいと感じています。名前の面白さだけでなく、その背景を一言添えると、袋井らしさがより出てくる気がします。
東海道のちょうど中間に位置する宿場だったという地理的な話は、初めて袋井を知る人に説明するときに使いやすい入口です。
公式情報を確認するときの動き方
提供店の最新情報は、袋井市観光協会の公式サイト「オクユキフクロイ」や各店舗の公式情報で確認できます。観光協会へ問い合わせる場合も、訪問したい店や日時を決めてから確認すると話が早いです。
「オクユキフクロイ」でたまごふわふわの提供店情報を見ておきます。
店の公式情報か電話で、当日の提供があるか確かめます。
車で行く場合は駐車場、徒歩や公共交通で行く場合は駅やバス停からの動き方を見ておくと安心です。
今日の一歩、どこから始めてみるか
まず袋井市観光協会の公式サイトを開いて、提供店情報をざっと見てみるだけでも十分な出発点になります。今週末に袋井を動く予定があるなら、この記事で紹介した3店のうち一軒だけ候補を絞ってみるといいと思います。
わたしは最初、名前の面白さだけで気になっていたのですが、実際に食べてみたら「これが江戸の宿場で出されていたのか」という実感が思いのほか残って、袋井の見方が少し変わった気がしています。料理一皿でそういう気持ちになれるのは、やっぱり面白いんですよね。
観光案内に使いたい方も、自分で食べてみたい方も、まず気になった一軒の営業日と提供状況を確認するところから始めてみてくださいね。












